本神啓一さん「Mayden Voyage」インタビュー

福山市在住のドラマー・本神啓一さんのCD「Maiden Voyage」が2023年4月12日に発売されました。
今回はBingo Jazz Addictsからお願いして本神さんご本人にインタビュー。
CDができるまでの経緯やレコーディング当日の様子などを聞いてみました!

―まず、本神さんについてお聞きします。本神さんがジャズを始めたきっかけは何ですか?

ドラムを始めたのは10代の頃です。ベンチャーズやビートルズに影響されてドラムを始め、そのうちにジャズを演奏するようになりました。
当時福山市にあったダンスホール「国際」「フロリダ」で演奏を重ねて、4年ほど経って上京しました。10年ほど演奏活動をしたのち、福山に戻りました。


ジャズから離れていた時期もありましたが、10年くらい前から「またやりたい」という気持ちが大きくなり、演奏活動を再開しました。
今はセッションに参加したり、自分のバンドを組んで練習したりしています。そのうちLIVEも開催したいですね。

―今回発売した「Maiden Voyage」はどんなCDに仕上がりましたか?

曲はスタンダードが多くて、「聴きやすい」という感想をみんなからもらっています。
ジャズ初心者でも聴きやすいと思います。

―このCDを通して何か伝えたいことや、込めた思いはありますか?

うーん、そういうものは特にないけど、ミュージシャンそれぞれが自然体でアンサンブルに集中した演奏になっていますね。
それを聴いてほしいです。

―CDを作ろうと思ったきっかけは何だったんでしょうか?

2017年6月、広島市のBirdでのセッションに参加したときに、このアルバムの参加アーティストの浜崎航さんと初めて共演しました。
セッションのあと、「とてもよかったです!何かあればまたやりませんか」と声をかけてもらえました。

それから10か月ほど経って、広島市のLush Lifeで浜崎さんがホストのセッションが開催されることになりました。
そこにドラムのホストとして声をかけてもらったのが2回目の共演です。

その時に浜崎さんと話すなかで何気なく「CDを作りたい」と言ったら、快く協力してくれて。
参加メンバーは浜崎さんが集めてくれました。
東京の第一線で活躍している、精鋭のミュージシャンばかりです。

―レコーディングはどのように行いましたか?

日程が延期になったりしながらも、2022年12月に東京・小岩の「オルフェウススタジオ」で2日間レコーディングをしました。

編曲や軽い打ち合わせはあったけど、レコーディングの本番はほぼ1発録り。
一流のミュージシャンばかりだから、演奏が素晴らしいのは言うまでもなくて。
「好きにやってほしい」と伝えただけでした。私は一瞬一瞬のアンサンブルに集中して演奏しましたね。

選曲はスタンダードが中心。浜崎さんと私がほぼ半分ずつ選曲しています。

―本神さんが考えるジャズの好きなところは?

まず、スウィンギーなサウンド。それから、やっぱりドラムという楽器も好き。
そして「コール&レスポンス」です。

―お互いが聴き合って一つの音楽を作ろうとするのは、ジャズをする上で大切な意識ですよね。
最後に、本神さんがジャズをする中で大切にしていることはありますか?

「Keep Swinging」。みんなと演奏するときだけでなく、一人で演奏してもスウィングしているかを大切にしています。
全体で調和のとれたアンサンブルになることを心掛けていますね。

―親しみやすい笑顔が印象的な本神さん。とても気さくにお話を聞かせてくださりありがとうございました。

本神さんの一つの縁から始まったCD「Maiden Voyage」、ぜひ聴いてみてください!

【最後に本神さんより一言】

浜崎さんをはじめ素晴らしいミュージシャンの方々にご協力をいただきありがとうございました。
また、広島・福山のミュージシャンの皆様にも、セッションなどでお世話になり感謝しています。
インタビューの機会もいただきありがとうございました。

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